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我が家では以前、うちの子(ロッタ)のごはんには自然食ドライフードをオンリーで与えていました。ところが昨年より、口の周りに原因不明のかゆみが出始め、食べ物の見直しを迫られたのです。

以下にその後の我が家でのアレルギー闘病記を時間軸に沿ってまとめました。はたして、ロッタのごはんは、アレルギーはどうなったのか?

※以下このページでご紹介する「我が家のかゆかゆストーリー」は以前ブログに連載したものを転載しています。


注)
ここに掲載している情報は、あくまで個人の経験談と考え方です。
   人によって合う合わないもあると思います。その辺はご配慮いただき、
   読み物としてご理解ください。

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『我が家のかゆかゆストーリー』
目次
vol.1 「それは突然やってきた!」
vol.2 「疑わしきは排除せよ!」
vol.3 「アレルゲン検査とアレルゲンフリー療法食」
vol.4 「アレルゲンフリーの療法食とその後」
vol.5 「完全食神話の崩壊」
vol.6 「病院の対応への疑問」
vol.7 「手作り食のスタート」
vol.8 「手作り食トライ&エラー」
vol.9 「食べる喜び(完結編)」

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vol.1 「それは突然やってきた!」

痒いっ〜〜〜〜〜よ〜〜〜!!

ボリボリボリボリボリ・・・・

ことの始まりは2004年3月のことでした。
(そうか〜ちょうど1年前か〜〜しみじみ・・・)
突然、原因不明の痒みが襲ってきました。
その当時、我が家の愛犬ロッタは2歳と6ヶ月。

前兆はあったのでしょうが、
ある日、ロッタは猛烈な勢いで顔を掻きはじめたのです。
前足でマズルのあたりをこするように掻く。掻く。
後ろ足で下あごをガッガッガッガッガッっと豪快に掻く。掻く。

次第に顔のまわりだけでなく、脇の下や耳周辺など、
痒みは体中に広がっていったようです。

四六時中、掻きつづけているわけではありませんでしたが、
通常ならくつろでいるようなシチュエーションでも、
自分の足を歯で噛み噛みすることが多くなりました。

また、鼻の回りがうっすらと赤味を帯び、
毎日見てるとなかなか違いに気がつかないんですが、
すこしマズルのあたりの皮膚が腫れぼったくなっていたようです。

興奮したときなどは特に痒くなりやすいようで、
カーペットに顔を激しく擦り付け、
とうとう鼻面から流血。

しばらくは様子を見ていましたが、
さすがに獣医師に相談せずにはいられなくなりました。


掛かりつけの動物病院で診てもらうと、
患部に菌類などの影響は見られず

「アレルギーっぽい症状ではあるけれどもハッキリしませんね。」

という診断。

「掻き壊してしまうと直るものも直らないので・・・」

という説明で注射を打たれ、なにやら薬(抗生物質)を出されました。

病院に行った直後には、薬が効いているのか注射が効いているのか…
症状はすっかり治まってしまいました。
やや腫れぼったかった顔もすっきりし、その時はもう直ったのかと思いました…。(甘い)


ところがです!(これが、問題の始まりだったんです!)
2週間もすると、また以前の症状がぶり返してきました。

顔周辺、脇の下、足、足先などの痒みを訴えはじめ、
徐々に足の毛や脇の下の辺りの毛がまばらに抜けて薄くなっていきました。

再び病院に行くと、一旦直るまでは薬を使いましょうということで
前回と同様の処置をされ、また薬を出されました。

そして、今度は・・・

「アレルギーの可能性が高いので、アレルゲンの疑いがあるものを排除していきましょう。」

ということになったんです。。。

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vol.2 「疑わしきは排除せよ!」


『あれもダメ、これもダメと・・・え〜とコレもダメか〜?』

「ちょ、ちょっと、とうちゃん!なにいろんなもの片付けてんの〜?
  あっ!それあたしのお気に入りのおもちゃじゃないよ〜
        どこにしまっちゃうのよ〜〜!や〜め〜て〜よ〜!」


アレルゲンの疑いがあるものを排除せよ!というミッションのもと、
さっそく私たちは怪しいと思われるものを次々と片付けはじめました。

ところで、
アレルゲンになりやすい物質といっても、実に様々なものがあります。

肉類(牛・豚・鶏その他)、乳製品、卵、大豆、小麦、米などの食べ物、
ノミ、ダニ、カビ、ハウスダスト、排気ガス、花粉などの環境物質、
薬、ワクチン、合成添加物、合成繊維、染料などの化学物質、
ステンレスなどの金属、さらに草や樹木など・・・

あげるときりがないくらい・・
身の周りのありとあらゆるものにその可能性があるようです。(←ほんと多すぎ)


私たちは素直に医者の言うとおりに実践していきました。(←素直すぎ?)

家の中をなるべく清潔に保ち、
部屋では空気清浄機を使い、

まずは

●接触性アレルギーが疑われれるプラスチック製品(食器、おもちゃなど)を排除。

続いて、対象を食べ物に広げ、

●乳製品(この頃我が家では無糖のヨーグルトを食べさせていました。大好きなのに・・・トホホ)
●ジャーキーその他のおやつ類、ガム・・・etc

と、次々と排除していき、結局食べ物は当時食べていた自然食ドライフードのみになりました。おやつは一切なしです。(かわいそー!)

さらに、
●散歩時に草むら等に入らない、なるべく花粉を避ける・・・・などなど(箱入り娘状態)

この間、同時に外側の見える部分のケアとしては、
・・・薬用シャンプーによる口周辺の洗浄、清潔に保つための頻繁なシャンプー、
カモミールエキスを入れたお湯浴び等・・・それなりにやりました。


こうして疑わしい身の回りのものを排除し数ヶ月が経過したでしょうか・・・

しかし、問題はなかなか解決しませんでした。
通院後、数週間経過すると再び症状がぶり返すということの繰り返しだったのです。

幸か不幸か、症状はぶり返すとはいえ、出たり出なかったりの波があり
表面的にはパッと見ではわからない程度のものでした。

例えば毛が抜けた箇所が出血してグチュグチュになるようなひどい状態ではなく、
ところどころ皮膚がアトピーっぽく赤くなったり治ったり、
よく見ると毛がまばらに薄くなっている場所があったり・・・そんな感じでした。
様子をみながらどうしたものかな〜?としばらく悩んでいました。


『まったく!あのヤブ医者!いい加減にしてよねっー!
 私の好きなもんみ〜んな取り上げて、そんなんで治るわけないじゃないよー!
     余計悪くなっちゃったに決まってるわぁ!プンプン』

『がまん、がまん! 我慢してるといいことあるぞ。多分・・・』

『あ゛〜〜ヨーグルトのプールで泳ぎた〜い!』

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vol.3 「アレルゲン検査とアレルゲンフリー療法食」

「アレルゲン検査」というのをご存知でしょうか?
採血をして、何十種類というアレルゲンに対してどのように反応するか検査するものです。
動物病院が採血し仲介して検査会社に外注するかたちになっています。
検査結果が出るまでに1週間ほどかかるそうです。
費用は検査項目や病院によって違いますが、2万〜3万ほどかかります。

ouiane's journal さんの 「アレルギーのこと」 にも詳しく紹介されています。)

何回か同じような症状で通院するうち、獣医師にこの「アレルゲン検査」
を受けてみてはどうかと勧められるようになりました。

しかし、よくよく話を聞くとこの「アレルゲン検査」。
その時の体調などでも結果が変わったりするため、
参考にはなってもこれだけで原因を特定することは難しいとのこと。

また、別の動物病院で同様の相談をしてみると、
やはりこの「アレルゲン検査」をしても、おそらくたくさんのアレルゲンに対して
反応がでるため、結局現在の症状の原因になっているアレルゲンを特定するのは
簡単な作業ではないということでした。

いずれにしても検査の後で、こんどはアレルゲンとして疑わしいものを
ひとつひとつ検証し確かめていく作業が必要なんです。
それは非常に時間のかかる根気のいる作業になってしまうようです。

このような不確かな検査ならやってもあまり意味がないと判断した私たちは
結局、この検査を受けることは見送りました。


そして、こちらも獣医に勧められたのですが、
アレルゲンフリーのハイテク療法食(ドライフード)を試してみることにしました。

アレルゲンフリーの療法食というのは、はじめから蛋白質が加水分解されていて
分子量が小さいため体内の免疫系に捕捉されにくくなっています。
加えて消化性を高めてあるため胃腸障害の子でも十分な栄養を与えることができる
といわれています。
ちなみにお値段は、5kgの大袋で¥7500くらいの高価なフードです。(高っ!)

なぜ私たちがこのアレルゲンフリーの療法食への切り替えを決めたかといいますと
痒みを何とかしてあげたかったこともありますが、原因が本当に食物アレルギーなのかどうか確信を得たかったからなんです。


『わ〜い!やっと食べ物を替える気になったのね〜!
  ワクワク、ワクワク、早くちょ〜だ〜〜い!」

『お〜いロッタぁ〜。今日からハイテクなフードに替えてみたぞ〜!
  これはなぁ、たんぱく質がはじめから加水分解されている
   現代ならではハイテク療法食っつーやつだ! ・・』

『ゲッ!!・・・・ま、またカリカリごはんじゃんよ〜〜
  エ〜ン、どうちゃんのバガー・・・それでも食べますけどね〜だ・・・ブツブツ』

『よしよし、それでよーし。』(←自己満足)



さて、アレルゲン検査を見送り、アレルゲンフリーの療法食に切り替える決断をした私たち。

果してアレルギーの原因に確信は得られたのでしょうか?

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vol.4 「アレルゲンフリーの療法食とその後」


『よ〜し、このフードを食べていればもうバッチリだ!
   なんたって、アレルゲンフリーだからな〜!ハッハッハ』

『あ〜あ・・・またカリカリごはんだけか〜〜
  生きていくってことは、つらいことなんだわ〜・・・』


それではこのアレルゲンフリーの療法食オンリーに切り替えたその後
ロッタの症状は果してどうなったのでしょう?

この療法食、最低でも2ヶ月以上食べ物をこれオンリーで(←厳しい)
続けないと効果がわからないということらしいので、
しばらくは食べ物の楽しみの少ない我慢の日々がまた続くことになりました。

普段、我が家ではご褒美にはおやつを使わないので
さほどおやつは食べさせていない方だと思いますが、
さすがにまったくナシというのはこちらもなんとなくつらいものがありました。


値段の高さにヒーヒー言いながらも、約4ヶ月程続けたでしょうか…

しかし、残念ながらその期間中に特別大きな変化は訪れませんでした。

何となく症状が少し軽くなったような気もするし、変わっていないような気もする・・・
そのくらいの変化しかありませんでした。

消化が良いというのは確かにそのようで、
便の具合が以前より良くなって、量も少なくなり、
それが一番の変化だったと思います。
ロッタの痒みに関しては相変わらず一進一退の状態が続きました。

アレルゲンフリーの療法食に変えたからといって、
そう簡単に劇的に変化が起きるような類のものではなかったようです。

『この食事に代えても、病院に行く回数がちょっと減ったかな?
くらいの変化しかないかもしれません・・・』
↑後で獣医師にこう言われました。(←ったく、早く言え!)

原因が食べ物なのかどうかもこの様子では結局分からずじまいでした…(トホホ)



『なんだよ〜!アレルゲンフリーとかいっても大して変化ないじゃんかよ〜!
   こんなもん人に勧めるなよ〜!ピキー』(←八つ当たり)

『だ〜から、あたしが欲しいのはこれじゃないって言ってるでしょう!ブブーー』



ここで、いままでの経過を整理してみますと・・・

@アレルゲンフリーのフードに代えたら何となく症状が軽くなったような気がする。
  だから、もっと長い期間この食事を続けてみるべきなのではないか?

Aアレルゲンフリーのフードに代えても症状にほとんど違いがなかったということは、
  このフードが合ってないか、原因が食べ物以外の他のものにあるのではないか?

↑この2通りの見方ができると思います。

しかし・・・

@のようにもっと長時間このフードを続けても、今の様子ではいつになったら
症状が治まるのか想像もつかず、しかももしコレで良くなったとしても、
このフードを一生与え続けるのか?

Aのように仮に原因が食べ物以外だったとしても、今まで生活上排除できるものは
排除してきたので、症状を抑えるためには病院の薬を使うか、ロッタ自身の
体質を改善していくかのいずれかしかない・・・

(すみません、理屈っぽいですか?)
ぶっちゃけ、う〜ん困った・・・というのが正直なところだったのですが、

よ〜く考えてみると、食物のアレルギーにしろそれ以外のアレルギーにしろ
ロッタの体質改善を図るのが何より大切なことのように思えてきました。


(念のため申し上げておきますが、アレルゲンフリーの療法食に効果がないと言いたいのではありません。もっと長い期間根気よく続ければ効果があったのかもしれません。
ただ、我が家のケースには合わなかったというか、私の性格に合わなかったというか・・・そういうことです。)



いろいろ迷いがあったこの頃、
平行して、実はロッタではなく私の方にむしろ大きな変化が起きていました!

それはどういうことか?と言いますと、
私の「犬の食事」に関する考え方に大きな風穴が空いたのです。

今まで、我が家の愛犬の食事に関して信じていたことが
実は間違いだったということに遅ればせながら気付かされました。(←やっとかよ!)


きっかけは、ブログ仲間の Hairy kids さんのアレルギーに関する記事でした。
「ワンご飯について;ナイトのアレルギー1」
「ワンご飯について;ナイトのアレルギー2」
「ワンご飯について;ナイトのアレルギー3」
(Hairy kids のKnighthime1さんには本当に感謝しております。ありがとうございます。)

ドライフードにはどうしようもない大きな弱点がありました。
(えっ?それっていったい何?)

それは、酵素がフードの中に含まれていないことです。

酵素は熱に弱いため、加熱処理されてカリカリになった
ドライフードには、もう残っていないというのです。

この記事を読んでショックを受けた私は、その後いろいろと調べはじめました。


『うおおおお〜、どういうことだ〜!騙された〜〜!』

『えっ?コウソ?それがおいしいやつなの?』(←わかってない)


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vol.5 「完全食神話の崩壊」

「ドライフードはあらゆる栄養素が収められた完全食である」
ペットショップだけでなく動物病院でさえ当たり前のように言われてきた
この決まり文句。

私も3年という長い間、これを鵜呑みにしてきました。

そのことに恥ずかしながら何の疑問も抱かなかったのです。
ドライフードだけを食べ続けていれば必要な栄養は摂れるから
大丈夫なんだといつの間にか思い込んでいました。

ところが、ドライフードが完全食だという説は実は大間違い!だったようです。

値段の安い粗悪なペットフードに限らず、
プレミアムフード、あるいは自然食フードといわれているものでさえも
それは同じなのでした…

フードと一緒にそれを補うための様々なサプリメントが売られていますが
そのこともドライフードが完全ではないことをある意味で証明しています。



調べてみると色んな情報が入ってきました。

まず、極端に安い値段で売られているようなドッグフードにはどんな粗悪な材料が原料に使われているかわかりません。

これに関してはいろんなところで言われているので詳しく書きませんが要は、BSE問題で話題にのぼった肉骨粉のように人間からみたらとても食べものとは思えないような材料が使われているのです。

現状では日本でも規制がないので詳しく追求することさえもできません。

また、粗悪なペットフードに使用されている合成添加物などの化学物質も
ご存知のようにペットの体にいいはずはなく、
ガンの個体増加の原因になっていると言われています。

それでは、プレミアムフードや自然食とうたわれているペットフードはどうなのでしょう?

私たちも、一応犬の食餌に少しは気を使って(いたつもりで)良かれと思いそのようなフードを選んで食べさせていましたが、実際にはそれほど大差はないのかもしれません。
加熱処理されている以上、酵素がフードに含まれていないのは同じことです。

さらに、材料になる肉には人間用と同じものを使い、
酸化防止には天然の素材を使用していますとうたわれていたりしますが、
どのみち実際には長期間品質保持することは困難であり、
フード中の脂肪が酸化してしまえば合成の酸化防止剤と同じくらい有害なもの
に変化してしまうという危険性も指摘されています。

よく考えてみれば、あのカリカリフードの中に完璧な栄養がバランスよく
詰まっているなんてことも、とても不自然なことです。
自然界にそんな食べ物があるはずもありません。
また、仮にあらゆる栄養素が入っていたとしても、
それをきちんと消化吸収できるかどうかはまた別の問題のようです。


酵素はいろんなかたちで消化を助けます。
自然の食材には、自らの消化を助ける酵素が豊富に含まれています。
食材に酵素が含まれていれば、体が余計な酵素を作り出す必要がないのです。

それに対して、ドライフードには酵素がありませんから
消化するために体が酵素をたくさん作り出さなくてはなりません。
それだけでも、体に大きな負担がかかります。

そして消化し切れなかったタンパク質が中途半端なかたちで吸収されることが
アレルギーの原因になっているとも言われています。

特に離乳期の子犬に、高タンパクのドライフードを
お湯でふやかして与えることは、消化能力が未発達な個体にたいして
かなり無茶をさせているようです。


巷でまことしやかに言われてきた
ドライフードがそれだけで完全食だという考えは間違いで、
むしろそう言われ続けてきたことの弊害が、
現代の世代に現われはじめているのではないでしょうか。

少なくとも私はそういう風に考えるようになりました。

これは人間にもいわれていることですが、食品に加えられている様々な
添加物や環境汚染物質などの有害物質が少しずつ体に蓄積されていって、
それが後の世代にも悪影響を及ぼしてしまう・・・

犬の場合は世代交代が早いので、そうした悪影響が
既に出始めているのかもしれません。

これはとても恐ろしいことです。
今現われている病気やアレルギーの原因がその個体だけでなく
その親やそのまた親から受け継いできた何かによるのだとしたら・・・
それは簡単に防げる問題ではなくなってしまいます。



『だいたい、あのカリカリ毎日食べてても食べる喜びってもんがまったくないのよね!一応食べ物っぽい匂いがするからつい食べちゃうけど・・・
   それにあれ食べてると、やたらとのどが渇くのよ〜なんで?』

『おっしゃるとおり!ごもっとも!
  そういえば、おまえやたら水ガブガブ飲んでるよな〜』

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vol.6 「病院の対応への疑問」

フードに関して調べていくうちに、もうひとつの別の疑問が湧いてきました。
それは動物病院の対応に関しての疑問なんです。

ご存知のように現代の日本での医療は、人間も動物も西洋医学の流れが主流です。
西洋医学は、多くの場合、対症療法が基本形になっています。
対症療法というのは、現在現われている症状に対して、それを軽減していくことに
主眼をおいているアプローチの仕方をいいます。

この方法だと、表に現われていた症状が改善されていくので一見直ったように見えます。

しかし、何故その症状が現われてきたのかという根本の原因の部分を解決していくわけではないので、表面的に直ったように見えるだけで、むしろ問題を複雑にしてしまう可能性があります。

さらに、表面の症状に注目して薬でその症状を抑えていくため、
その動物本来の自然治癒力をむしろ弱めていってしまうことがあります。
大袈裟にいうと、薬なしではどうにもならない個体をつくってしまう危険性があるということです。

本来、多くの症状は、病気の原因を取り除こうとする生体の正常な反応の結果なんですね。
発熱は、体に侵入した病原体を排除しようとする防衛反応であり、下痢や咳も
同様で外敵をいち早く対外に排出しようとする正常な体の反応なのです。

その大切な生体反応を抑えてしまう事は、原因を取り除くのを遅くしてしまう恐れがあります。言われてみればそんな気がしませんか?

実際、解熱剤や下痢止めなどは、多くの場合、
完全回復を遅らせてしまうことが知られています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

前述した我が家のロッタの病院通いの部分で、
既にお気付きの方もいらっしゃるでしょう。

行く度に一見直ったように見えるのに、数週間後にまたぶり返すという繰り返し。
これがまさに、表面の症状を薬で抑えているだけで、
根本的には何もよくなっていない状態だったといえるでしょう。

ロッタが痒みで病院に行くたびに打たれていた注射は、お察しのとおりステロイド剤です。
ステロイド剤がどういうものかといいますと、

ステロイド剤とは別名、副腎皮質ホルモン剤と呼ばれている薬です。
本来副腎が作り出しているこれらのホルモンを代わりにつくってくれるのがステロイド剤です。
ステロイド剤を使うとかゆみは治まります。しかし、これは一時的な効果にすぎません。

ステロイド剤は皮膚炎を抑える薬であって、治す薬ではありません!
使い続けると、個体の副腎が機能しなくなり、
ステロイド剤なしでは生きていけない体になってしまうこともあるんです。

人間でもアトピーでお困りの方が、ステロイド剤をめぐっていろいろ
苦労なさっているお話をよく耳にしませんか?


動物の皮膚は、解毒器官といわれています。
掻き壊すくらい皮膚が痒くなっていたのは、
おそらく体が自らの中にたまった毒を外に排出しようとしていたのでしょう。

それなのに、そのカユミだけを薬で抑えてしまったらどうなるでしょう?
解決にならないばかりか、むしろ悪影響がでる可能性も否定できません…。


かかりつけの動物病院では、
「ステロイド剤は犬の場合、人間ほど悪影響は出ないので…」
「まずは症状を鎮めないと長引きますので…」
という説明のもとあっさりと使用されていました。

そんな病院の対応に、私たちは遅ればせながら不信感を抱きはじめました。
徐々にその気持ちは強くなり、他の病院に行って相談したりもしました。

そして、私たちはひとつの結論に達しました。

少しずつでも食事を変えて体質改善を図り、
なるべく薬に頼らないスタイルを目指そう!と。

西洋医学の流れを否定するのではなく、
見方を変えて自然治癒力の向上にもっとフォーカスしてみよう。
そして、できるだけ“いいとこ取り”をしようという考えに変わってきたのです。


『病院の話はもう勘弁してよ〜考えただけで足がガクガクしちゃう・・・
  あっでもおとうちゃん、もう病院いくのやめるってこと?』

『えっ?もう行かないってわけじゃないけど〜
  う〜ん・・・まあやるだけやってみっか!』

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vol.7 「手作り食のスタート」

『わーいわーい手作り手作り〜!もう我慢できないわ!ソワソワ、じゅるるぅ〜』

『コォラーッ!台所に入るなっつーのォ!』


フードや獣医療に対する考え方に大きな変化が起きた私たちは、
3〜4ヶ月程続けたアレルゲンフリーの療法食オンリーの食生活にピリオドを打ち
体質改善を目指して手作りを取り入れてみることにしました。
(ここに来るまで長かった・・・)


ただ、正直踏ん切りが付くまで少々悩んだのも事実です。
それは、いくつかひっかかる点があったからです。

ひとつには、手作り食とひとことでいっても食べるのは生身の犬ですから
これだ!という確信のもてる食餌・方法がよくわからなかった点があります。

既に犬用の手作り食に関しては、様々な書籍や情報が出回っています。
でも、人それぞれその考え方にはかなりバラつきがあります。
この人はこう言ってるけど、あの人は逆のことを言っている…
そんなこともしばしばで、初めてチャレンジする私たちにとっては
何かと迷うことばかりでした。

ですから、自分たちなりにそれらの情報を取捨選択できるようになるまでに
少し時間が必要だったのです。

また、もうひとつひっかかったのは、人に犬を預けた時の食餌をどうするか?
という問題でした。
私たちの場合、帰省するときや旅行に行く時など、一緒に連れていけないときが
どうしてもあるので、その時どこかに預けなくてはなりません。

そういうときに、ドッグフードが食べれないと困ってしまいます・・・


しかしながら、変えていかなければ事態は好転していきません。ですから、まずはできるところからスタートしようということに決めました。

いきなりすべてを手作りにするのは難しいので、
まずは今までのドライフードに生の食材を加えて併用する方法をとりました。
最初は肉や野菜をトッピングすることから始めたのです。

我が家のロッタのように皮膚疾患をもっている子には
玄米などの穀物中心の食事がいいという情報もあります。
でも、なんとなく犬には獣肉中心の食事があっているという考え方の方が
自分たちには受け入れやすかったので、まずは肉を中心に考えることにしました。

そして、
何肉を何グラム、どういうローテーションで使おうかな?なんて考えていたら…
なんと私たちは、自分たちの大きな盲点を発見したのです!

「ああっ!何で今まで気が付かなかったんだろう?」

その盲点とはいったい・・・


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vol.8 「手作り食トライ&エラー」

紆余曲折を経てようやくスタートした我が家のプチ手作り食。
その時まで気が付かなかった私たちの盲点とはいったい??

それは・・・
自分たちの身内が精肉会社を経営していることをポッカリ忘れていたのです。

そこの肉と我が家の犬の食餌との間に繋がりを見出せなかったといいますか、
神経経路が欠落していたといいますか
両者を結びつける発想が出てこなかったのです。

人間の思い込みって恐ろしいですね〜
ドライフードを食べさせていれば大丈夫という考えに何の疑問ももたなくなっていたために
そういう発想が全然わいてこなかったんですね・・・

人間用のおいしいお肉は何回も送ってもらっていたにも関わらずです・・・(アホか)

『とうちゃんのバカ〜!』



ここで肉のローテーションの話を簡単に。
同じ種類の肉、同じ種類のたんぱく質ばかり食べ続けていると、
それもアレルギーの原因になるそうです。

例えば、鶏肉を2〜3日食べたらその後の2〜3日は
牛や馬、豚などの別の種類の肉を食べさせる。
あるいは、内臓系を混ぜたり、肉の代わりに魚を与えたりと
バランスよく栄養を摂るためにもローテーションしていくことが大事です。

これはドライフードでも同じことで、同じメーカーのフードを何年も
食べ続けるとアレルギーを起こしやすくなるそうです。


このように、肉を中心にした手作り食にする場合、何種類かの肉を
ローテーションさせていかなくてはならないのですが、
近所のスーパーなどに売っている肉だけだと
脂身の少ない肉を選んでバリエーションをもたせるのはなかなか難しく、
ワンパターンになりがちかもしれません。

お財布に余裕のある方はいいのですが、人間用の牛肉などは高価ですから
普通はいくらお犬様(?)とはいえ、そうそう食べさせられないのではないでしょうか?


その点、身内にお肉屋さんを再発見した私たちはラッキーでした。
馬肉などをまとめて注文して冷凍庫にストックすることができたんです。


そして、自分たちなりのプチ手作り食がスタートしました。
肉、野菜、穀類、果物、油、魚などを組み合わせて勉強しながらトライアンドエラーを繰り返すこと数ヶ月。
だんだん手作りにも慣れてきました。

夜は肉中心の手作り食。
朝は忙しいのでドライフードと手作り素材の組み合わせ。
このようなパターンで現在も進行中であります。

こういうサプリメントも必要なんじゃないか?
あの手作りサポート食材も良さそうだなあ・・・
あーでもないこーでもないと悩みながらも半分楽しみつつ
ロッタの体に合った食餌を模索して日々手作りに励んでおります。


『ええ〜と・・野菜は吸収しにくいから細かく刻め・・・と
  おお!皮膚疾患には必須脂肪酸のα(アルファ)- リノレン酸がいいとな?
   魚油、アマニ油、え?えごま?・・酸化しやすいから注意しろ〜〜ふーむ・・
   ・・・なるほど・・・あ〜、う〜、へほ〜』

『大丈夫かなぁとうちゃん・・・
  考えすぎて先に進まなくなっちゃうタイプだからなぁ・・
      あたしの鼻に任せてくれればバッチリなのに〜』

『んガ〜ッ!おまえの鼻なんかあてになるかぁ!!
  ったく、何でも平気で食っちまうんだからー!
      参考にもならんわい。』

『あっ、聞いてたの?』

===========================================================

vol.9 「食べる喜び(完結編)」

長々と書いてまいりました「かゆかゆストーリー」も今回で一旦最終回となります。
ここまで読んでいただきありがとうございました。

今回は、一番気になるところのロッタの症状がその後どうなったのか?
について書かせていただきます。

手作りを導入し始めてから4〜5ヶ月位になるでしょうか。
ロッタのカユカユの症状は冬の季節の間、まったくなくなったわけではありませんでしたが
以前に比べてだいぶ治まってきました。

本当は、すっかりよくなりました・・といいたいところなんですが、
現実はそう甘くないといいますか、正直そのような状況です。

でも、掻き過ぎて掻き壊してしまうこともなく、
12月〜3月の間、狂犬病の注射と耳の治療以外では医者にもかからずに済んでいます。


ただ、3月に入ってからはまたしてもカユカユの頻度がちょっと上がってきています。
去年も3月から始まりましたから、季節的な要因も絡んでいるのかもしれません。

昨年は、人間の方がとても神経質になってしまった時期もあったのですが、
最近では、食餌にしても痒みにしてもあまり神経質になり過ぎないように心がけています。
細かいことは気にせず、ど〜んと構えて、経過を見守っていこうかなと思っています。


ロッタの痒みがきっかけで始めた手作り食でしたが、
実はそれ以外にもいくつかの恩恵にあずかりました。
それらは、手作りを始めてすぐに効果を現わしてくれました。

ひとつは、便の調子がすこぶる良くなったことです。
ロッタはパピーの頃からお腹が弱く、しょっちゅう軟便や下痢で通院していました。
成犬になってからは、下痢で通院することは減りましたが、
それでも便の後半はいつも軟便ぎみのものが出ていました。

ところがです、手作りを併用するようになってから、
てきめんに便の調子がよくなったのです。
コロコロとしたいい便が毎回出るようになりました。

vol.5でも書きましたが、ドッグフードにいくら栄養がバランスよく入っていたとしても
それを消化吸収できるかどうかは別の問題です。
軟便がずっと続いていたということは、
おそらく消化吸収がきちんとできていなかったのでしょう。

今思えば、消化器官に過剰な負荷がかかり続けていたのかもしれません・・・

便の調子がいいのは、腸の調子がいいことの証です。
これがまさに消化を助ける食物酵素の恩恵なのではないでしょうか?



そしてもうひとつ手作り食がもたらした恩恵。
それが「食べる喜び」です!

我が家のロッタは、食いしん坊で知られるラブラドールです。
実際ドライフードでさえバクバク食べておりました。

でも、手作り食のおいしさを知った後はもう・・
食べ物を前にした時の目の輝き・真剣度・食いつきが以前とはまったく違います。
格段にパワーアップしているのです!

様子を見ていると、その真剣度合いに思わず笑ってしまいます。
食べ終わってペロリンしながらまたお座りしている姿に
「おいしかったの?」とつい聞きたくなってしまいます。

こんなにおいしそうに食べるんですから、
少々栄養のバランスが悪かったとしても
きっと手作りの食餌の方がいいに違いありません!
表情を見ているとそれだけの説得力を感じてしまいます。

「食べる喜び」が感じられる。
これは、犬のみならず私たち飼い主にとっても無類の喜びであります。


『コォラーッ!台所に入ってくるなっていつも言ってるだろうがー!
  そっちで待ってなさい!』

『つ、つい体が前に・・・ジダンダ、ジダンダ
  は・や・く・ちょーだいよ〜!』


こうして我が家の手作り食は今日も続くのでした。。

カユカユのその後は、また変化があった時にご報告したいと思います。



〜我が家のかゆかゆストーリー 
ひとまず 完。

 

 




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